青木ヶ原の樹海と聞くとネガティブな印象がありますが、実は美しい森が広がるエリアです。早朝は朝もやや苔むした溶岩に木漏れ日が当たって金色に光り輝く森になり、僕は世界一美しい森だと思っています。

スタート地点は西湖の西側にある野鳥の森公園。樹海に続くトレイルは2カ所あり、そのひとつを進みます。 樹海歩道を進むと、県道710号を横断するポイントがあり、再び樹海に入った先にある竜宮洞穴は立ち寄りスポット。神秘的な洞窟で、夏でも寒いくらいの天然クーラーを浴びれます。竜宮洞穴は別名、せの海神社(刹海神社)という名前が付いています。

竜宮洞穴を過ぎるとコース唯一の登り区間。足和田山の西端の稜線を少し登って国道139号のアンダーパスを抜け、鳴沢氷穴へと向かいます。 赤池までの4〜5㎞は東海自然歩道。下り基調で気持ちよく走れる区間です。精進湖登山道との交差点が赤池で、この先には精進湖の民宿村が出てきます。

再び樹海に入って2㎞ほど進むと、2回目の国道139号のアンダーパス。ゴール地点の本栖湖県営駐車場は間もなくです。帰路は周遊バスを使えばスタート地点近くまで戻ることができます。
西暦864年、平安時代に富士山一合目にある長尾山という寄生火山が噴火して、流れ出た大量の溶岩が樹林帯を焼き払い、剗の海(せのうみ)という巨大な湖をほぼ埋め尽くして残った水たまりが西湖と精進湖で、流れ出た溶岩の上に何百年もかけて土が30㎝ほど積もり、その上にできたのが樹海です。今のような森になったのは室町時代と言われています。

土の下は厚さ10m以上の溶岩なので、木の根は横に這うように伸びる。だから樹海は木の根だらけなんです。また巨木が育たないのは、ある程度の大きさになると根が浅いので台風や強風で倒れてしまうから。とても脆弱な森なのです。
というのもあり、登山道からは絶対に外れないでください。貴重な植生を傷つける原因にもなりますし、登山道から数十m踏み入れると道が見えなくなるのが樹海の恐さなのです。



このコースの詳しい情報は、『RUN+TRAIL Vol.44』に掲載されています。 どうぞ合わせてご覧ください。
RUN + TRAIL Vol.44 2020.08.26 定価1200円
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English version is available.
英語版があります。
日本語版があります。
Japanese version is available.
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